論文詳細
敬心・研究ジャーナル第2巻 第1号
掲載ジャーナル
第2巻 第1号(ISSN2432-6240)
掲載ページ
P.099~P.108
発行日時
2018年06月01日
即時効果を特色とした介護予防運動プログラムの有効性
―肩編プログラム実施者の数値評価スケール(Numerical Rating Scale)に焦点をあてて―
著者
包國友幸
所属機関
早稲田大学非常勤講師
要旨
促通コンセプトを応用した即座に効果を実感することができる運動プログラムは1997年に開発され大手スポーツクラブAをはじめ様々な組織で展開された。本研究の目的はその運動プログラムの効果を検証することであり、対象者は東京都シルバー人材センターBブロック幹事主催の「肩こり・肩痛予防改善セミナー」に参加した57名(男性44名、女性13名)の高齢者(平均年齢68.79±9.83歳)であった。質問紙による調査項目とその結果は次のようである。①NRS調査では肩に対する主観的な感覚が運動後に有意に改善し(p<0.01)、②状態不安調査では運動後の平均値が有意に低下した(p<0.01)。③年齢区分では70歳代が約56%、④運動後の肩の感覚では「とてもすっきりした」が60%・「ややすっきりした」が40%、⑤セミナーの内容についてでは「大変良い」が63%、⑥自由記述では肯定的内容がほとんどであった。
キーワード
促通、即時効果、集団運動プログラム、肩編プログラム、NRS
Effectiveness of the care prevention exercise program focusing on the immediate effects
Author
Tomoyuki Kanekuni
Organization
Waseda University Part-time Lecturer
Abstract
Keyword