論文詳細

敬心・研究ジャーナル第7巻 第1号
掲載ジャーナル
第7巻 第1号(ISSN2432-6240)
掲載ページ
P.107~P.110
発行日時
2023年06月01日
DOI
介護における「寄り添う」ことについての検討
著者
宮里裕子1)
池田美幸2)
所属機関
1)日本福祉教育専門学校
2)ぷっくる株式会社
抄録

本研究は、介護における「寄り添う」ことに関する現状の把握を目的とした。施設サービスである特別養護老人ホームの介護職員5名と在宅サービスである重度訪問介護事業所の介護職員6名に、介護における「寄り添う」ことに関する半構造化インタビューを行った。調査期間は、2023年1月~3月であった。11名の逐語録を通して介護における「寄り添う」ことを概括した。
 特別養護老人ホームの介護職員と重度訪問介護事業所の介護職員で、介護における「寄り添う」ことの考え方に違いがみられた。介護における「寄り添う」ことについて、特別養護老人ホームの介護職員は、自ら時間を作って利用者と一対一で一緒に何かを行うことと考えている者が多かった。一方、重度訪問介護事業所の介護職員は、利用者の生活を妨げないよう、自身は空気のように利用者の生活に溶け込むことと考えている者が多かった。

キーワード
寄り添う、施設サービス、在宅サービス、意思疎通、利用者の疾患・障害
Consideration on “Yorisou” in Care
Author
Miyasato Yuko1)Ikeda Miyuki2)
Organization
1)Japan Welfare Education College
2)Pukkul Corporation
Abstract

Keyword