論文詳細

敬心・研究ジャーナル第7巻 第1号
掲載ジャーナル
第7巻 第1号(ISSN2432-6240)
掲載ページ
P.053~P.062
発行日時
2023年06月01日
DOI
促通による即時効果が実感できる運動プログラムの有効性
著者
包國友幸
所属機関
早稲田大学非常勤講師
要旨

促通を用いた身体が動かしやすくなり即座に効果(即時効果)を実感することができる運動プログラムは1997年に開発された。本研究の目的はその運動プログラムの効果を検証することであり、対象者は東京都シルバー人材センターBブロック幹事主催の「腰スッキリ講座」に参加した31名(男性12名、女性19名)の高齢者(平均年齢71.61±10.37歳)であった。質問紙による調査項目とその結果を以下にあげた。①NRS調査では腰に対する主観的な感覚が運動後に有意に改善した(p<0.01)、②状態不安調査では運動後に有意に低下した(p<0.01)。③講座の内容についてでは「大変良い」が42%、「良い」が52%、③運動後の腰の感覚では「とてもすっきりした」が48%、「ややすっきりした」が45%、⑥自由記述では肯定的内容がほとんどであった。

キーワード
促通、即時効果、集団運動プログラム、腰編プログラム、NRS
Effectiveness of an exercise program in which the immediate effects of facilitation can be felt
Author
Kanekuni Tomoyuki
Organization
Waseda University Part-time Lecturer
Abstract

Keyword