論文詳細

敬心・研究ジャーナル第6巻 第2号
掲載ジャーナル
第6巻 第2号(ISSN2432-6240)
掲載ページ
P.055~P.062
発行日時
2022年12月01日
DOI
促通を目的とした介護予防運動プログラムの有効性(その2)
著者
包國友幸
所属機関
早稲田大学非常勤講師
要旨

促通コンセプトを応用した即座に効果を実感することができる運動プログラムは1997年に開発され大手スポーツクラブAをはじめ様々な組織で展開された。本研究の目的はその運動プログラムの効果を検証することであり、対象者はB大学主催の公開講座「すっきり爽快体操」に参加した15名(男性5名、女性10名)の高齢者(平均年齢68.36±4.43歳)であった。調査項目は、講座開始時と終了時に(1)SF-36v2質問紙による健康関連QOL調査、また講座終了時に(2)自由記述式アンケート調査であった。その結果は(1)SF-36v2調査では8つの健康概念の中の「①身体機能」(p<0.05)と「④全体的健康感」(p<0.01)とが有意に改善した。また、(2)自由記述式アンケート調査では、「体が楽になった」「効果があった」「手品のようだった」などプログラム実施による効果と捉えられる記述が多くみられた。

キーワード
促通、即時効果、集団運動プログラム、SF-36v2
About the effectiveness of the care prevention exercise program for the purpose of facilitation (No.2)
Author
Kanekuni Tomoyuki
Organization
Waseda University Part-time Lecturer
Abstract

Keyword