論文詳細

敬心・研究ジャーナル第3巻 第2号
掲載ジャーナル
第3巻 第2号(ISSN2432-6240)
掲載ページ
P.069~P.076
発行日時
2019年12月01日
DOI
即時効果を特色とした介護予防運動プログラムの有効性
―腰編プログラム実施者の数値評価スケール(Numerical Rating Scale)に焦点をあてて(その2)―
著者
包國友幸
所属機関
早稲田大学非常勤講師
要旨

促通コンセプトを応用した即座に効果を実感することができる運動プログラムは1997年に開発され大手スポーツクラブAをはじめ様々な組織で展開された。本研究の目的はその運動プログラムの効果を検証することであり、対象者はB大学主催の公開講座「スッキリ爽快体操」に参加した8名(男性4名、女性4名)の高齢者(平均年齢69.75±6.96歳)であった。質問紙による調査項目とその結果は以下の①~②であった。①NRS調査では腰に対する主観的な感覚が運動後に有意に改善した(p<0.05)、②状態不安調査では運動前・後の平均値を比較した結果有意な差が認められた(p<0.05)。また、講座最終回に主催大学が実施したアンケート調査の自由記述では、「身体が軽くなった。」「腰の痛みが少しずつ楽になった。」などプログラム実施による効果と捉えられる記述がみられた。

キーワード
促通、即時効果、集団運動プログラム、腰編プログラム、NRS
Effectiveness of the care prevention exercise program focusing on the immediate effects
Author
Kanekuni Tomoyuki
Organization
Waseda University Part-time Lecturer
Abstract

Keyword