論文詳細

敬心・研究ジャーナル第8巻 第1号
掲載ジャーナル
第8巻 第1号(ISSN 2434-1223)
掲載ページ
P.085~P.092
発行日時
2024年06月30日
幸福度と「推し活」についての一考察
著者
宮田 雅之
所属機関
東京保健医療専門職大学 教授
要旨

昨今「推し活(おしかつ)」が注目を集めている。「推し活」とは、自分が贔屓にしているアイドルなどに情熱を注ぐ活動を指していたが、今や推す対象は大きく拡がっている。デフレが続く厳しい経済状況下にあっても、多くの時間と金銭を費やして「推し活」に勤しんでいるオタクが少なくない。「推し活」の充実が「幸福度」を高めているとの調査結果もあり、「推し活」の更なる広がりが日本社会に精神面と経済面の両面でプラスのインパクトを与える可能性が伺える。本稿で、「幸福度(Well-being)」と「推し活」の関係を概観し、今後の研究課題や問題意識について述べる。

キーワード
幸福度、Well-being、ウェルビーング、推し活、オタク
Well-being and “Oshikatsu”
Author
Miyata Masayuki
Organization
Professor, Tokyo Professional University of Health Sciences
Abstract

Keyword