論文詳細

敬心・研究ジャーナル第8巻 第1号
掲載ジャーナル
第8巻 第1号(ISSN 2434-1223)
掲載ページ
P.077~P.084
発行日時
2024年06月30日
促通を目的とした即時効果が実感できる 運動プログラムの有効性
著者
包國 友幸
所属機関
早稲田大学非常勤講師
要旨

促通を用いて即座に身体を動かしやすくするなどの効果(即時効果)を実感することができる運動プログラムは1997年に開発された。本研究の目的はその運動プログラムの効果を検証することであり、対象者は東京都シルバー人材センターBブロック幹事主催の「肩スッキリ講座」に参加した35名(男性17名、女性18名)の高齢者(平均年齢75.89±5.83歳)であった。質問紙による調査項目とその結果を以下に示した。①NRS調査では肩に対する主観的な感覚が運動後に有意に改善した(p<0.01)、②状態不安調査では運動後に有意に低下した(p<0.01)。③講座の内容についてでは「大変良い」が57%、「良い」が37%、③運動後の肩の感覚では「とてもすっきりした」が49%、「ややすっきりした」が51%、⑥自由記述では肯定的内容がほとんどであった。

キーワード
キーワード:促通、即時効果、集団運動プログラム、肩編プログラム、NRS
The effectiveness of an exercise program with immediate effects aimed at facilitation
Author
Kanekuni Tomoyuki
Organization
Waseda University Part-time Lecturer
Abstract

Keyword