論文詳細

敬心・研究ジャーナル第1巻 第2号
掲載ジャーナル
第1巻 第2号(ISSN2432-6240)
掲載ページ
P.093~P.102
発行日時
2017年10月01日
即時効果を特色とした介護予防運動プログラムの有効性
―膝痛予防・改善希望者の数値評価スケール(Numerical Rating Scale)に焦点をあてて―
著者
包國友幸
所属機関
早稲田大学非常勤講師
要旨

促通コンセプトを応用した即座に効果を実感することができる運動プログラムは1997年に開発され大手スポーツクラブAをはじめ様々な組織で展開され現在も実施継続されている。本研究の目的はその運動プログラムの効果を検証することであり、対象者は千葉県のB市主催の「膝痛予防改善セミナー」に参加した42名(男性14名、女性28名)の中高年者であった。質問紙による調査項目とその結果は次のようである。①NRS調査では膝に対する主観的な感覚が運動後に有意に改善し(p<0.01)、②状態不安調査では運動後に有意に低下した(p<0.05)。③年齢区分では60歳・70歳代が約80%、④参加動機では「現在痛みはないが痛みに悩まされたことがある」が43%であった。⑤運動後の膝の感覚では「とてもすっきりした」が52%・「ややすっきりした」が41%、⑥セミナーの内容についてでは「大変良い」が74%、⑦自由記述では肯定的内容がほとんどであった。

キーワード
促通、即時効果、集団運動プログラム、膝プログラム、NRS
Effectiveness of the care prevention exercise programfocusing on the immediate effects
Author
Tomoyuki Kanekuni
Organization
Waseda University Part-time Lecturer
Abstract

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