論文詳細

敬心・研究ジャーナル第4巻 第2号
掲載ジャーナル
第4巻 第2号(ISSN2432-6240)
掲載ページ
P.103~P.108
発行日時
2020年12月01日
社会福祉士及び介護福祉士国家試験における学習支援の検討
著者
松永繁
所属機関
新潟医療福祉大学
抄録

社会福祉士及び介護福祉士の国家試験(以下、国家試験)の学習の基本は、自己学習であり、自己学習の成果が国家試験の合否を決めるといってもよい。この自己学習で重要となるのが学習方略の修得である。
 本稿では、自己調整学習理論の枠組みに拠りながら、筆者のこれまでの国家試験に向けた教育実践を踏まえ、社会福祉士及び介護福祉士の国家試験の学習支援について検討していく。
 学習者のニーズは、自分の「知らない」「わかっていない」ことの把握以降の学習方略の獲得である。つまり、具体的にどの教材を、どのように使用していけばよいかという条件的知識の獲得・発達に向けた支援が求められる。
 結論として、自己調整学習が行えるように具体的なスキル獲得を目的とした学習支援が必要である。

キーワード
自己調整学習、介護福祉士、社会福祉士、国家試験
Consideration of learning support for national examination ofcertified social workers and certified care workers
Author
Matsunaga Shigeru
Organization
Niigata University of Health and Welfare
Abstract

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